こんにちは。もめんです。
皆さんはキャンプ場のどこにテントを張るべきか、悩んだ経験はありませんか?
初めてのキャンプや、初めてのキャンプ場だとどこに張るのが過ごしやすいかわからずに悩むことが多いと思います。
今回はそんな方のために、拠点選びの注意点を5つ紹介しようと思います。
この記事を読めばキャンプの拠点選びをスムーズに行えるようになります!
目次
キャンプサイトの種類、選び方
拠点を選ぶ前にまずはキャンプサイト選びがあります。
まず、キャンプサイトについて説明と、初心者におすすめのサイトを紹介します。
キャンプサイトの種類
キャンプサイトは施設によって異なりますが、大きく分けて「区画サイト」「フリーサイト」「グランピングサイト」「ロケーションサイト」があります。
区画サイト
利用者ごとに利用できるスペースが決められているサイトです。スペース内に他の利用者が入ることはないので、プライベート空間を確保したい方にはおすすめです。
フリーサイト
区画サイトとは違い、利用スペースが決められていないサイトのことです。スペースが決められていない分、空いている時は広く利用したり、団体でのキャンプに向いています。
一方で、レジャーシーズンの混み合っている時はスペースが狭くなり、周りに気を遣いながらのキャンプになってしまいます。
グランピングサイト
テントや家具が備え付けで用意されていて、ホテルのように利用できるのがグランピング(グラマラスキャンピング)です。
手ぶらでキャンプしたい方や、一度アウトドアを経験してみたいという方にはおすすめです。
ロケーションサイト
ロケーションごとにサイト分けされていることもあります。
- 林間サイト
- 河原サイト
- 湖畔サイト
- 海辺サイト
- 芝サイト
などがあります。
これらのサイトにはそれぞれ特徴があります。
林間サイト:木々に囲まれているため、日陰になって涼しい。風の影響が少ない。周りから見られずらい。虫が多い。
川辺、湖畔サイト:水遊びを楽しめる。涼しい。雨による増水に注意が必要。
海辺サイト:水遊びができる。潮風が強く、少しベタつく。満ち引きに注意が必要。
キャンプサイトの選び方
キャンプサイトの選び方は、自分のキャンプスタイルや人数で決めるのが良いです。
キャンプスタイルに応じたおすすめサイトをまとめていきます。
ソロキャンプ
おすすめ:フリーサイト、林間サイト
ソロキャンプなので、フリーサイトでもスペースに困ることはなかなかありません。もし空いてたらいつも以上に広々と使うくらいの気持ちで行くのも楽しいでしょう!
周りの目を気にせずやりたい人には林間サイトがおすすめです。林間サイトは区画スペースが狭いことも多いですがソロであれば問題ないです!
デュオキャンプ
おすすめ:区画サイト、ロケーションサイト
区画サイトであればプライベート空間が確保できるので、安心です。また、区画サイトはテントを張るために確実に整備されているので、2人の就寝能力に差があっても問題ないです。(フリーサイトは丁寧に拠点を選ばないと床が斜めで寝れない等の可能性が、、、)
カップルや夫婦であればロケーションサイトがおすすめです。川辺で遊びながらキャンプしたり、林間で人目を気にせず自分たちだけの空間を楽しんだり、最高の思い出になること間違いなしです。
ファミリーキャンプ
おすすめ:フリーサイト、広い区画サイト
レジャーシーズン外や平日であれば、フリーサイトがおすすめです。広々と空間を使えるので、大きめのファミリーテントでも問題なく利用できます。また、一般的な区画サイトはテント1張り分+小さめのタープくらいのスペースしかないことが多いため、子供とバドミントンなどの外遊びをするならフリーサイトの方がおすすめです。
ファミリー用で作られているような広い区画サイトがあるのであれば、そこをおすすめします。家族のみのプライベート空間があるのは非常にありがたいです。
グループキャンプ
おすすめ:フリーサイト
広々と自由に設営できるのでフリーサイトがおすすめです。焚き火スペースを囲うように設営するなど、フリーサイトでしかできない楽しさがあります。
野営のような無骨なキャンプ
おすすめ:ロケーションサイト(林間サイト)
林間サイトの木に囲まれた中でするキャンプで野営の雰囲気を味わうことができます。また、施設の許可があれば、落ちている枝や木でブッシュクラウトを体験することもできます。
おしゃれな映えキャンプ
おすすめ:フリーサイト、ロケーションサイト
フリーサイトでは広々と、自分好みの拠点作りができます。映えキャンプだと荷物が多くなりがちなので、広々使えた方が楽しめます。
ロケーションサイトは文字通りロケーションが良いので、それだけで絵になります。川や海バックの写真などは映え間違いなし!
初心者におすすめのキャンプサイト
初心者の方で、「自分のキャンプスタイルがわからない」という方には、フリーサイトをおすすめします。
理由としては、周囲に人がいる安心感と、周りのベテランキャンパーの設営や拠点作りを参考にして、次回のキャンプに活かすことができるからです。
最初のうちは、周りからの視線を気にしてしまいます。ですが実際のところ、多くのキャンパーさんは自分のキャンプを楽しむことに全力を注いでいて、周りなんて気にしていません。私もそうです。あまりにもかっこいい拠点を作っていたら見てしまいますが、基本気にしません。
そう考えると、人目を遮る林間サイトや区画サイトよりも広々と楽しめるのではないでしょうか。
拠点選びの注意点5選!
サイトの選び方がわかったら、次は拠点作りです。
区画サイトであれば問題ないかと思いますが、フリーサイトの場合はそうもいきません。広大な敷地の中から拠点をどこにするのかを決める必要があります。
水はけの良い場所にする
もし天気予報で晴れだとしても、水はけの良い場所を選ぶようにしましょう。具体的には、サイト内の高低差を見てなるべく高い場所にテントを張りましょう。(すでに雨が降っている場合は水たまりになっていない場所)
キャンプ場では急な雨はよくあります。水はけの悪い場所だと水たまりができて、初心者には難しいキャンプになってしまいます。
テントの耐水圧が高いから大丈夫と思う方もいるかもしれませんが、長時間水に濡れていると滲み出てくることもあり、テント内が浸水してしまいます。コットを使わずに床に寝ている場合は浸水したら即アウトです!
風通しが良すぎない場所にする
風通しが良すぎない場所にすることも大切です。
風通しが良い方が心地いいと思うかもしれませんが、開けたキャンプ場では台風並みの風が吹くことが多々あります。
あまりに強風だと、不便なことが多いです。例えば、設営撤収はとても難しくなります。手順を間違えればテントやタープが飛んでいくようなことになりかねません(そもそもタープが貼れないことも、、、)。
また、キャンプの醍醐味である焚き火にも影響が出ます。火の粉が飛び散ってタープやテントに穴を開けてしまったり、風防がなければ安全に焚き火をすることすらできません。
さらには、料理の難易度も上がります。焚き火で料理も難しいですが、特にガスコンロを使う場合に影響が出てきます。風が強すぎるとガスに火がつかずに、そもそも料理ができません。アウトドア用に風邪を防ぐガスコンロもありますが、限度があるので過信しすぎないようにしましょう。
寝やすい地面か確認する
見落としがちですが、寝やすい地面かは必ず確認しましょう。
皆さんは斜めになっている地面や凸凹した地面で寝たことがありますか?寝たことがある方ならわかるかもしれませんが、地面が平らじゃないととても寝ずらいです。慣れるまではそもそも眠れないと思います。
なので地面が寝やすいかどうかは必ず確認するようにしましょう。
やり方としては、テントを張る前にレジャーシートやコットを置いて一度横になってみましょう。それで眠れそうなら問題ないです。テントを張った後に気づくと手間がかかるので、必ずテントを張る前にしましょう!
トイレ、炊事場との距離は近すぎない方が良い
トイレや炊事場との距離はある程度確保しましょう。
初めのうちは近い方が良いと思うかもしれません(私は思っていました)が、2つの理由からある程度の距離を確保した方が良いという考えになりました。
1つ目の理由は、トイレや炊事場は自分以外も利用するということです。自分が利用するだけなら近い方が良いのですが、他の人も利用するとなると、物音や明かりが気になります。
特に気になるのが、夜寝ている時間に他の人がトイレに行く足音です。テントがあるとはいえ、防音効果があるわけではないのでかなり気になりますし、鍵がついてるわけでもないので、不審者や野生動物を疑ったりして怖くなります、、、。
2つ目の理由は、虫が多いということです。キャンプ場において、トイレや炊事場の電気は非常に明るいです。虫の習性上、そういった場所に集まってしまいます。
対策をしていても、多少その流れ弾を喰らってしまいます。虫が平気な人は問題ないかもしれませんが、撤収時にテントやタープ、ランタンに虫が付いていると面倒なのであまりおすすめはしません。
以上2つの理由から、トイレと炊事場からはある程度距離をとった場所に拠点を構えるようにしましょう。
川辺や海辺は水量の増加も考慮する
ロケーションサイトの中でも、川辺や海辺、湖畔サイトは水の増加に注意しましょう。海では潮の満ち引きと波の高さ、川辺や湖畔では雨による増水に注意しておかないと危険な目に遭います。
川辺は特に注意が必要です。なぜなら海辺や湖畔と比較して、増水を予測しにくいからです。
というのも、今その場で雨が降っていなくても上流で雨が降っていれば増水する恐れがあるからです。上流で雨が降っているという情報をキャッチしていなければ対応が遅れて手遅れになることもあります。
子供の場合は水深5cmでも溺死の可能性があると言われているので、かなり余裕を持って拠点を作るように心がけましょう。
まとめ
初心者の方はまずフリーサイトか区画サイトでのキャンプをやってみましょう!
フリーサイトの場合は、「水捌けの良い」「風通しが良すぎない」「寝やすい地面」「トイレ、炊事場との距離感」を意識して拠点作りを心がけましょう。水辺のサイトであれば「増水」も視野に入れて、安全に安全にキャンプを楽しみましょう!