最近キャンプをしていると1つ思うことがあります。それは、女性のソロキャンパーが増えたということです。キャンプが広がるのはとても嬉しいことですが、女性のソロキャンプにはならではの危険がたくさんあります。
そこで今回は、女性のソロキャンプを安全に楽しむための対策や注意点を解説していきます。
目次
女性のソロキャンプはなぜ危険なのか
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性別に関わらず、キャンプでのセキュリティは普段の生活と比べるとかなり疎かになります。壁や仕切りもないような場所に荷物を広げ、夜は暗闇の中、鍵のないテントの中で眠りにつきます。危険が伴うのは当然です。
中でも、女性のソロキャンプは他のキャンパーにしつこく話しかけられてトラブルになったり、犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。
また、自然の中で行うキャンプでは野生動物と遭遇することも多々あり、1人ではどうにもならないという状態にもなりかねません。
女性ソロキャンプで実際に起きた事件・トラブル
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①酔った男性にしつこく話しかけられる
近くでキャンプをしていた男性2人に「1人だと寂しいでしょ。一緒に飲もうよ。」としつこく話しかけられた。男性2人が酔っていたこともあり、とても恐怖を感じた。
②周囲が夜遅くまで騒いでいたが、どうすることもできなかった
周囲にグループキャンパーが多く、夜遅くまで騒いでいた。管理人も不在で頼れる人もいないため、どうすることもできずに我慢して過ごした。
③野生動物に襲われた
テントで就寝中に野生動物(たぬきかアライグマ)に囲まれ、ゴミ袋を漁られた。フライシートの中まで入ってきたからかなり恐怖を感じた。
安全にソロキャンプを楽しむための対策と注意点3選
①防犯グッズを使う
防犯ブザーやセンサーライトをうまく活用しましょう。
防犯ブザーは鳴らすことができれば周囲の方に危険な状況であることを伝えられます。キャンパーさんは優しい方が多いのできっと助けてくれるはずです。首から下げて置けるような小さな笛もありますが、口元を抑えられると何もできないので、防犯ブザーの方がおすすめです。
センサーライトをテント周辺に置いておくのも効果的です。テント内で就寝している夜中でも、ライトが光ることで起きる可能性があり、迂闊に手を出せなくなります。
②キャンプ場は管理人が常駐しているところを選ぶ
管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶようにしましょう。
もし1人で解決することが難しいようなことが起こってもすぐに助けを呼ぶことができます。また、管理人が常駐していることで犯罪やマナー違反の抑制になり、トラブルを事前に防ぐことができるので安心してキャンプを楽しむことができます。
③女性1人でいることを確信させない
女性1人でいることを確信させないということも効果的です。
最も簡単なので方法はテント入り口に男性用の靴を置くことです。この方法は最も危険度の上がる就寝時に絶大な効果を発揮します。男性がいるかもしれないという可能性を残しておくだけで安心度が格段に上がるのでぜひ実践してみてください。
逆に、テント内に靴をしまうというのも効果的です。テント内に何人人がいるのかがわからなければ迂闊に手は出せないでしょう。
④野生動物への対策もしっかり!
人も怖いですが、野生動物への対策も怠ってはなりません。地域にもよりますが、熊や野犬などの命の危機がある野生動物もいます。
獣対策グッズを活用することと、匂いのあるもの(食材や残飯、ゴミ袋など)を片付けておくことが重要です。
テント内に人がいるから大丈夫と油断して、ゴミ袋などをそのままテント内に置いておくと危険な目に遭います。キャンプ場付近で生活している野生動物は比較的人に慣れており、そのためかテント内部にもお構いなしに入ってくることがあるのです(私の体験談です)。危険を回避するためにも、クーラーボックスなどの匂いの漏れづらいものにしまうようにしましょう。
野生動物対策をもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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まとめ
執拗に絡まれたり、野生動物に襲われたり、女性1人のソロキャンプには危険が伴います。あくまで自己責任ではありますが、できる対策は実行し、安全にキャンプを楽しみましょう。